かくいう兵士シュベイクの家では5才と2才(今年3才)の娘たちを、
自宅近くの公園へ連れて行きましたよ。
公園には、僕らと同じような子連れがいっぱいいて、
すべり台やブランコなどに、無数の子供たちが蠢いていました。
当然、噴水の周りにも子供たちが。
水を怖がる子、面白がる子、そして果敢にも水の中に足を踏み入れる子。
もう、髪の毛は水でべちゃべちゃ。
「コラ、着替えもってきてへんねんぞ!」
「あんた、そんなことしたらアカン!」
「もう、ええ加減にしてぇな」
そうした親たちの怒号が飛び交い、
時折かすかに諦めにも似たため息が風の合間に聞えてきた。
「どこの家も一緒やなぁ」
思わず、そんなことを考えてしまった。
そう、ほとんどの人は、自分の子供を育てることに一生懸命なんだ。
意味不明、制御不可能の子供の行動に振り回されながら、
それでも、自分の子供と向き合おうとしているのだ。
そんな僕らの生活の中に、「親学」なんて入り込む余地はない。
帰り道、ふと見上げると、
一本の木の枝に子供サイズのズボンが干されていた。
by 兵士シュベイク

