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長島愛生園
岡山県の邑久にあるハンセン病療養施設、長島愛生園には、なんとか機会を作って訪問したいと思っていました。
ちょうど、豊中市公民館が人権学習会の一環として、マイクロバスでの見学会を公募していることをお伺いし、豊中市民ではなくても空席があれば参加できるとのこと・・
この機会を逃しては悔いが残るだろうということで、参加させていただくことにしました。
ただし、豊中市の千里中央に朝8時に集合とのこと・・
朝に弱い僕には厳しい時間帯でしたが、頑張って早起きして行って参りました。

最初の患者が上陸した地点。


岡山県の邑久にあるハンセン病療養施設、長島愛生園には、なんとか機会を作って訪問したいと思っていました。
ちょうど、豊中市公民館が人権学習会の一環として、マイクロバスでの見学会を公募していることをお伺いし、豊中市民ではなくても空席があれば参加できるとのこと・・
この機会を逃しては悔いが残るだろうということで、参加させていただくことにしました。
ただし、豊中市の千里中央に朝8時に集合とのこと・・
朝に弱い僕には厳しい時間帯でしたが、頑張って早起きして行って参りました。

さて、大阪からバスで約2時間半・・
長島は「日本のエーゲ海」と称される瀬戸内海のうちの小島です。
本土との距離は僅かに30メートル・・現在は漁船を通すために50メートルほどになっているようです。
周囲は最近、観光地として脚光を浴びており、僕自身、すぐ近くの日生や牛窓には何度も出かけています。
風光明媚な景色を楽しみ、美味しい魚介類をたっぷり楽しめる地域でもあります。

その僕が、数年前、あのハンセン病の方々への国家賠償が確立されたことで始めてこの島の存在を知ったわけですから、自分としてもいかに世の中が見えていなかったか・・
とても恥ずかしい思いです。

ハンセン病については戦前にすでに治療法が確立されていて、不治の病ではなくなっているのですが、日本政府は戦中、戦後も一貫して執拗にハンセン病患者の隔離、強制収容政策を推し進めます。
ハンセン病は体力の劣る子供が罹患することが多く、親や地域から捨てられるようにこの島へ連れてこられた少年少女たちには過酷な運命が待っていました。

元々、伝染病であるとは言っても感染力は非常に小さく、遺伝でなるものでもなく、日本でも戦後には特効薬が普通に使われるようになり、完治する病気になっていたのです。
だのに、「らい予防法」はつい最近まで廃止されることなく、社会や家庭から引き剥がされた患者たちは「強制収容所」での生活を余儀なくされていたのです。
人権など、まったくないものとされた人たち・・
自分は何も悪くないのに、社会から隔離された人たち・・
青春を奪われ、親に甘えることすら許されなかった人たち・・
結婚は出来てもその結婚と引き換えに「避妊手術」をされたり、生まれたばかりの赤ん坊をそのまま、殺され、標本にされたり、あるいは、もう臨月近い胎児を無理やり引きずり出されたり・・そういった忌まわしい過去も現実に存在していたのです。
あるいは、手足の指を怪我すると、医師は大きな鋏でそのままその指を切断してしまう・・

あるいは、患者の差し出すものすべてが不潔であると考えられ、紙幣ですらストーブで炙らないと受け取って貰えなかったり・・
あるいは、島での生活に耐えかねて、ここを脱走したものには独房の監獄が待っていたり・・

療養所と名づけられた施設で行われていたことは「ハンセン病」と言う病気に名を借りた人種隔離政策に他なりません。
「日本のアパルトヘイト」と言われる所以です。

現在は小泉政権によって国家賠償が確定し、充実した設備や人員で運営されているのですが、はたして、それを持って「国家による人権侵害の謝罪」で済むものなのか・・
けれども、それ以上にどう言う方法があるのか・・
青春を奪われて、人生を島の中に閉じ込められた人たちの怒りは、表面上は冷めているかに見えますが、そんなものではないでしょう。
ですが、入所者の方は「私たちは、精一杯、今の人生を生きている」と、言われます。
「差別って言うけれど、本当にひどかったのは、その当時の職員の人やな・・それと地元、家族・・身近な人ほどひどいもんやった」
達観されたように語るその言葉に、奪われた人生の重みを感じます。

風光明媚、絶景を誇る瀬戸内海にあって、僕ら外部からきた人間にはこの上なく美しい景色に見える場所でもありますが、この島の方はこう言われます。
「わしら、この景色がきれいやなんて、思ったことあらへん」
この言葉に、人生を奪われた苦しみと、やり場のない怒りが込められているように感じられました。
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この記事に対するコメント

なんというか、日本の社会には人権意識が低い。増長する体制の権限を、法律で何とか抑え込んでいるにすぎないから、法律が見過ごしてきた人権案件について、社会が何とかしようとする力は弱い。

そういう意味では、日本人は信頼に値しない。

加えて、日本人は異質なものに直面した際に、心の中の動揺が大きい。

信頼性の低さと動揺の大きさが重なったところに、日本社会は大きな悲劇を生む。そしてそれを自力で解決することができない。
【2007/04/02 10:55】 URL | Lexar #tV7uNBRQ[ 編集]


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