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尖閣衝突ビデオ流出問題と「国民の物語」
尖閣諸島における衝突事件を撮影したビデオの流出で、上を下への大騒ぎになっている。
正確に言えばマスコミが大騒ぎをしている。

マスコミはこういう時、理性を失ったようになる。
衝撃的なニュースほど売れる商品はない。
中国のマスコミも商業化によって、そういう傾向を強めているらしい。
マスコミが営利企業である限り、こういう騒ぎは止まらない。

ビデオの中身について言えば、撮影している海保側の興奮ぶりに違和感がある。
警笛が鳴り怒号が飛び交い、まるで戦場からのレポートのようだ。
その割には中国漁船に乗っている船員の様子がのどかで、落差がある。
「挑発的です」というナレーションが入っていたが、そうは見えない。

日中の近代史を振り返ってみると、真相のわからない小競り合いを大げさに報道しては、マスコミに煽られた人々が激昂するということの繰り返しだった。
歴史に学べば、こういう時に冷静になることが何より大切なのだ。

今回の場合、ビデオを観た人の多くは「何だ。この程度か」と思ったのではないだろうか。
だがそういう実感を、マスコミやネットの激しい論調が押し流している。
世の中には発言しない人の方が多いから、過激な言論が幅を効かせてしまう。
これが危ない。

流出させた人間は非公開方針に不満があったのだろうが、海保内部の人間だとすると、最近の海保における奇妙なヒロイズム、高揚感が関係しているのかもしれない。
それが英雄視されるのも困ったものだ。

ところで今、五夜連続で「99年の愛 Japanese Americans」というドラマを、TBSで放映中だ。84歳になった橋田壽賀子が遺言のつもりで、四年かけて書き下ろした日系アメリカ人の歴史ドラマである。

貧しい生活から抜け出したいとアメリカに移住して、差別を受けながら働き、やっと生活できるようになったと思ったら日米開戦。
砂漠の中につくられた収容所に入れられてしまう。
そして若者たちはアメリカに忠誠を誓うかどうか試されるのだ。
当時、アメリカ生まれの日系二世は平均年齢二十歳だった。

一方、敢えて帰国させた娘たちも、軍国主義一色の日本で差別を受けた上、アメリカ軍の猛攻で悲惨な運命に遭う。
二つの国家の間で翻弄され続けるのである。

四夜目の今夜、息子たちはアメリカへの忠誠心を証明するため、収容所から志願してヨーロッパの最激戦地に向かう。
日系人部隊442連隊は激戦を戦い、ナチに包囲された部隊を救出し、史上最多の勲章を獲得する。だが多くの犠牲を出した。

近々ドキュメンタリー映画も公開される。
「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」13日から新宿のK,scinemaで。
http://www.442film.com/

これは素晴らしい歴史だと語られることもあるが、私には悲しい歴史に思える。
小柄な彼らがアメリカ陸軍の軍服を着ているのである。
そこまでしなければ、彼らはアメリカ社会に受け入れられなかった。
特攻隊に志願した、日本統治下の朝鮮人のことを思わずにはいられない。
同胞がアメリカでされていることを、日本は植民地朝鮮で行なっていたわけだ。

尖閣衝突ビデオ流出で大騒ぎになっている中でこのドラマを観ていると、国家というものの本質について考えさせられる。
国家体制はそれ自体が意志を持っているかのごとく、存続のために個人を踏みにじる。

それを支えているのは「国民の物語」だ。
戦争というのは「国民の物語」同士の衝突である。
「国民の物語」が排他的で独善的で偏狭である時、それは常に敵を探し続ける。

今マスコミが煽っているのも「国民の物語」だ。
ドラマ「99年の愛 Japanease Amerikanns」は、そういう国民の物語に疑問を呈している。絶妙なタイミングになった。

日本人はこうだ、中国人はこうだと人間を集団でしか見ない「国民の物語」は時代とずれてきているのだが、それに変わる物語が生まれない以上、力を持ち続ける。

日本人であることの精神的根拠は何か。
よく言われる「日本人の誇り」とは何だろう。

日本社会は、日清戦争の勝利によって生まれた「毅然としたアジアの盟主」という物語から、なかなか抜け出せない。
戦前は軍事で、戦後は経済で実際にそういう立場にあったから、そこから脱却することが難しいのである。
敗戦時に過去を検証できれば良かったのだが、それができずに実質アメリカの属国となってしまった。だがこのままでは、日本はこれ以上先に進めない。

明治維新以来の近代日本の物語を、日本人は再構築する時に来ている。
日本人であることを支える「国民の物語」を、個人の尊重と平和への努力、人に優しい社会づくりへと再構築した時、日本社会は新たな力を得て再び前進することができるだろう。

公共放送が今さら日本海海戦の勝利を再現したり防衛論議ばかりしたり、中国と角突き合わせているようでは未来は暗い。




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この記事に対するコメント

ビデオの中身について言えば、撮影している海保側の興奮ぶりに違和感がある。
警笛が鳴り怒号が飛び交い、まるで戦場からのレポートのようだ。
その割には中国漁船に乗っている船員の様子がのどかで、落差がある。
「挑発的です」というナレーションが入っていたが、そうは見えない。




当たり屋なんだから落着いてくるのはあたりまえ。
普通はむしろ落着いてる所に不信感を覚えるものですよ・・悪いことを悪いと思ってないところを取り締まる側から見れば挑発的でしょ。このG2さんの考え方は一部の超革新的な人にしか響かないと思う。

中国は貴方のような人を最大限利用し、他方で個人の尊重と平和への努力、人に優しい社会づくりと正反対の政策を進めていくでしょう。
【2010/11/06 19:19】 URL | ? #-[ 編集]


中国のアジア侵略・人権弾圧を阻止する抗議デモin横浜
日時・内容:
平成22年11月13日(土)
12時00分 集合
12時30分 集会
14時00分 デモ出発(~到着「横浜駅西口」)

10月2日 渋谷 2600名参加
AFPなど海外のマスコミは報じたが、日本のマスコミは報じず。
10月16日 青山 3200名参加
産経新聞は報じた。NHKは右翼団体と捏造報道し印象操作。
11月6日 日比谷

注意事項:
※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい

場所:
横浜・反町公園
(横浜市神奈川区反町1丁目)
JR東神奈川駅、東急反町駅、京急仲木戸駅付近

主催:
中国民族問題研究会
頑張れ日本!全国行動委員会

ご連絡先:
頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/

◆チャンネル桜公式サイト
http://www.ch-sakura.jp/
http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV?gl=JP&hl=ja#g/u
【2010/11/06 23:24】 URL | 一般読者 #GEeAuBmI[ 編集]


本当に、ああ言えば上祐だな~w
大陸のモノの見方が分かって面白いわww
この調子でチベットやインドとの問題も良いように語ってくれwww
さらに金家のフォローもしてくれたりすると最高だなwwwwww
【2010/11/07 00:56】 URL | ふ~る #3/Cu/1as[ 編集]


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