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キム・ヨナと浅田真央は、インチョン国際空港と関西国際空港!
オリンピックも終わって皆さん日常に戻っているのに、私はまだキム真央問題を考えている。なぜか。それは、真央ちゃん問題に日本の弱点の全てが出ていたからだ。
まさに戦艦大和爆沈を見る思いだったのである(ちょっと大袈裟だが)

技術では世界一と自負しながら、あっけなく沈んだ大和。
知っての通り、もうああいう戦艦の出番は無くなっていたのである。
何しろ舞台は太平洋。
大切なのは航空機の性能であって、技術の粋を集めて戦艦をつくっていること自体、時代遅れだったのだ。

既に武蔵が沈んだ時点で、結果は見えていたのである。
しかし、日本人はその現実を直視しなかった。
何しろ連合艦隊には、日本海海戦の輝かしい歴史がある。
日本人は40年前の成功体験から抜け出せなかった。
NHKで放映中の「坂の上の雲」は、その日本海海戦をこれから描くのである・・・

で、真央ちゃんである。
過去、日本女子フィギュアでメダルを取ったのは伊藤みどり、ただ一人。美しさはまったく無かったが、ただただジャンプだけで銀メダルを取った。
これが「ジャンプの日本」の原点だ。

荒川静香は利口な女性で、時代の流れを肌で感じ、大会直前にコーチを換えてまで自分を通した。そして演技の美しさにこだわり、イナバウアーを取り入れて金メダルを取った。
人々が求めているものを提供したという点でも、優れた戦略だった。
今回のキム・ヨナの演技にその影響を見たのは、私一人だろうか。
チーム「キム・ヨナ」は、戦略でも学習能力でも遥かに上をいっていたということだ。

今、ネット右翼の皆さんが「技術では勝っていた」「八百長だ、買収だ」と言っているのを見ていて、敗戦後の日本人が長く、「技術では勝っていた」と言い続けたことを思い出した。
だが、ではなぜ負けたのかという検証は深くはなされなかった。
なぜなら、現実を直視すると「気持ち」が救われないからだ。
大切なのは気持ちなのである。

メダルを取ったことのない男子は、自由に模索して表現力を磨いた。
しかし女子はなまじ成功体験がある上に、真央ちゃんには技術力がある。
だからジャンプに固執して、安定性や表現力を軽視することになった。

私は二人の演技を見ていて、思わず仁川国際空港と関西国際空港を対比させてしまった。
最初から入念な計画と戦略の下に、アジアのハブをめざして作られた仁川と、うまくいけばうまくいくだろうという、甘い見通しと願望でスタートした関空。
で、関空はそこそこ(笑)。ハブなんてとんでもないという位置だが。

いやぁ、我ながら面白い視点だわ。
強いリ?ダ?シップの下、国家プロジェクトを動かしていく戦略とパワーは、日本には無いものである。
私は最近、小倉紀蔵京大大学院教授の「日中韓はひとつになれない」という本を読んだが、その中にもそういう指摘がある。

日本人にはその辺に危機感がある。
実は今回、私がネットのあちこちにこういうことを書いていたら、ネット右翼の方から仲間に入らないかという誘いが来た。
それで初めてわかったのだが、彼らは彼らなりに、戦略的志向を欠いているためにやられっぱなしで無為無策の日本を、何とかしたいという危機感と正義感があるらしい。
例えばマンガやアニメビジネスにしても、海外では損ばかりしている。

問題は以後、日本も何事につけ強いリ?ダ?の下で、明確な国家戦略を立てていくべきなのかどうかだ。
結論から言えば、それは難しいのではないかと思う。
かの十五年戦争の時も、日本の指導者たちはてんでばらばらに戦争を拡大した。
そういう意味では、A級戦犯という概念が成り立つのかどうか疑問である。
少なくともドイツのようなファシズム体制ではなかった。

トヨタの社長が涙を見せて弱いと批判されているが、あそこで言い返すような人物では、国内ではうまくいかないだろう。
民主党の支持率は落ちているようだが、鳩山首相に対する一般国民の印象は悪くない。
押しが強くないからだ。
上下の意識が希薄な日本社会では、周囲に支えられるトップは悪く言われない。
しかし、これはかなり世界とズレている。

こう考えてくると、国家間競争における日本の立場は弱い。
そこで「沈む日本」というイメージが出てくるわけだ。
しかし多くの人は、もはや諦めに近い気持ちでいるのではないか。
日本人はもう競争から降りているのである。

女子フイギュアにしても、問題は国の威信ではない。
真央ちゃんの頑張りが報われるかどうかなのだ。
だから真央ちゃんが泣いたのが悲しく、笑顔が戻ったのが嬉しかったのである。
真央ちゃんの親は娘に夢を賭けたのではなく、娘の夢を応援した。
背負っているものが違うと言われているが、余計なものは背負わない方が楽である。

日本はそういう社会になったのであり、これは悪いことではないと思う。
ある意味、理想的ではないだろうか。
後は社会の活力と、破滅しない程度に経済活動を維持できればいい。

そのためにはもう一度、ここでモチベーションを作り直す必要がある。
皆で知恵を出しあおう。
「地味、正直、生真面目」という三大美徳を生かせる道を考えるしかない。

日本人はずっとこれを弱点だと思って克服しようと努力してきたが、無理はいけない。
普通の国になったら長所まで消えてしまう。
強いリ?ダ?シップより全員のレベルを上げて、落ちこぼれを出さないことである。
パシュ?ト(スピードスケート団体追い抜き)路線がいい。

話がはなはだしくズレたが、真央ちゃんはジャンプを磨いてソチを目指すそうだ。
私は思わず天を仰いでしまった。
彼女の努力が報われることを祈るのみ。
ま、流れが変わるかもしれないしね。
相当に有能なプロデューサーがつかないと、難しいとは思うが・・・。

なお前回の記事にも書いたが、競技開始前は「ジャンプが成功すれば浅田真央は勝てる」とばかり言っていたマスコミ(主にテレビ)が一転、キム・ヨナの妖艶さと表現力ばかり絶賛しているのはどうなのか。

キム・ヨナの演技が素晴らしかったことに異論はないが、冷静な批評的視点が全くないのもおかしい。特に美意識の在り方について、突っ込んだ分析があっていいはずだ。
私は自他共に認める韓国びいきである。
多くの日本人がキム・ヨナを受け入れ、誉めているのを嬉しく思う。

だからこそ、違う美意識の持ち方もあったのではないかという疑問が残るのである。
アジアの女性はどういう時に一番美しく輝くのか。
この大テーマを、隣国の人々と一緒に考えていきたい。

追記

韓国に詳しい友人から、「本番に強い強心臓は韓国人の特徴だ」という指摘がありました。確かにね。
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