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格安タクシーの謎解き
トヨタ クラウンコンフォート
日産セドリック

タクシー業界は景気の動向にダイレクトに左右され、現在は厳しい冬の時代です。
その中にあって、京都から出た某社は格安タクシーを運行し、これが好評で全国に進出、神戸でも140台もの車両が走り回り、この結果として神戸の老舗タクシー3社が本年、破綻し、倒産、解散の憂き目を見ています。

ところが、不思議なのはタクシーたるもの、会社によって原価が大きく変わるというものではありません。

車の価格も大いに値引いてもらったとしても倍も変わることはないでしょう。
燃料の価格も大量に車を保有する会社ならいくらかの値引きはあるものの、これとてそんなに大きな差になるものではありません。
運転手の給料は基本的に歩合制ですから、これもまた歩合の割合が会社によって若干は異なりますが、だから・・劇的な変化があるものでもありません。

ではなぜ、格安タクシーが実現し、その会社の業績が向上するのでしょう?


それは実はいわゆる法の抜け穴にあります。

タクシー運転士は大半の場合、隔日勤務です。

これは1日出れば必ず翌日は非番になるというもので、鉄道やバスなど交通機関によくある勤務形態です。
朝出て夕方帰宅という勤務形態が難しい交通機関では、こうすることで一日の必要な乗務員などを確保し、なおかつ緊急時の異変にも可能な限り対応できるわけです。
タクシーに関してはさらに、一日を通すことにより、地域差はありますが売り上げの良い時間とそうでない時間を運転士に公平に配分することで運転士への不公平感をなくすという意味合いでも使われている勤務シフトです。

この勤務シフトの場合、一日の労働における拘束時間は16時間が基本で、最長で21時間以内、一月の労働拘束時間は262時間以内ということが法令で定められています。

ところが、ここに抜け穴が一つあり、これを隔日勤務ではなく日勤とした場合、一日の拘束時間は8時間、最長で13時間以内、一月の労働拘束時間は299時間以内と定められています。

つまり、タクシー運転手を毎日交代で半分ずつ勤務させる12時間労働制をとれば、隔日勤務にしなくて良いわけです。
しかもその方が一月の労働拘束時間は延ばせるのですから、こういう形で人件費の削減をすることが出来るわけです。

で、他社の友人にその某社にいた人がありますので聞いてみると、6日間連続出勤でやっと2日休み・・
12時間勤務といえど、前後に洗車や事務処理の時間も必要ですから結果的な体感時間は現在の16時間勤務とほとんどかわらない・・
しかも現在の勤務ならば翌日は必ず休みになる上、一日を通しての仕事なので時間帯による不公平感もなく、今のほうがずっと楽だと言うのです。

それだけではなく、驚くことに、この某社は任意保険はすべてドライバー負担・・
会社は事故の示談にも裁判でもない限り一切応じず、すべてドライバー任せ・・
少し大きめに事故があると退職せざるを得ないというのです。
さらにさらに驚くのは、ホテルのボーイのような制服もこれは社員が自費で購入ということで、毎月の給料から天引きされるとの事。

なろほど、こういう形をとれば、会社としての営業経費は大いに節減でき、しかも、毎日の売り上げから決まった経費を差し引いた額から歩合分を手に出来るということで、会社としては絶対に赤字にならず、非常に賢いやり方だと思うのです。
ただ、それならなぜ、他社との比較を従業員がしないか・・
それはこの会社がドライバーとしての経験者は基本的に採用せず、転職者のみを受け入れていることでドライバー同士の横のつながりを絶ち、他社の情報が入らないようにまでしているというのですから・・納得してしまいます。
自社しか知らないドライバー、従業員であれば、当然・・業界はこんなものだと思っているでしょう。

さらに、地域ごとの協会や組合には一切加盟せず、ターミナルやホテルといった待機場所での待機も一切行わず、すべてを無線予約のみで営業しているのですから、乗務員が他社の乗務員と話をする機会などほとんど存在しません。

この結果、安売りの運賃で乗客を確保し、会社はどんどん大きくなっていきます。
昨今ではこういう抜け道を探すことが企業努力であると・・そういう方もおられるようですが・・

ところが怖いのが口コミで、一度事故などによりひどい目にあった人は絶対のその会社の車に乗らない・・
こういう人もまた出始めています。

けれども、悪いことばかりではなく、いわばサービス業でありながらそのサービスがろくになっていなかった業界に大きな波紋を投げかけ、運賃や労働条件面はともかく、接客態度の向上にこの会社を見習う同業他社が出てきています、
そして、そういう会社は不況下にもかかわらず、売り上げを伸ばしています。
何事にも功罪半ばするというのが実情なのでしょうか。

ただ、少しよこしまに考えれば、タクシーの規制緩和によってこの某社が参入し、そのあとでさらに再規制をかける・・
規制緩和は実はこの会社のために行ったのではないか・・
経営者の某氏が某政党から出た元国土交通大臣の有力なブレーンであることは半ば公然の事実となっていますが・・政治の闇の部分までもこの業界にはあるということなんでしょうね。
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テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済


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