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IQとIQg

この記事は個人的な自慢話から始まる。

私が株の空売りもできるように信用取引口座を開いたのは2005年10月27日のことだった。

それ以前には、株を長期で保有し、商品先物の空売りでデフレの影響を吸収するというスタイルで通していたのだが、1929年の世界恐慌について調べてみると、商品先物の空売りでは株の下落にうまく対処できないことが分かった。国債を買うということも考えたが、金利が低すぎて、株の下落分を吸収させるには不向きだった。

アメリカの連邦準備制度の資産内訳を眺めると、準備制度が監督範囲の金融機関からいくつかの種類の金融資産を買い取るという形で、量的緩和を始めたのは2007年12月のことである。

危機を察知することについては、情報に恵まれていたグリーンスパン当時議長そして後任のバーナンキ議長と仲間たちより、一個人に過ぎない私の方が2年分ほど賢かったことになる。

私はとある証券大手が開催している運用コンテストに参加している。コンテスト開始時の仮想資産10億円を運用し、実在のファンドと成績を競うものだ。株式市場の状態がどれほど悪かろうと、資産の半分までは株を保有しなければならないというルールがあり、このルールに慣れている実在ファンドのほうが当然有利である。

この運用コンテストでも、実在ファンドよりも私の方が今のところ成績が良い。

自慢話はこれくらいにしておこう。

実は、くだんの運用コンテストで、参加者の過半数が実在ファンドよりも成績が良い。素人の半分以上が、機関投資家をやすやすと打ち負かしているのである。

そういえば、リーマンブラザーズが潰れているというのに、2chではむしろまだまだ儲かっている人が少なくない。世間一般まで拡大して観察しても、安くなった株を買い叩こうという機運が強まっていて、証券会社の個人口座開設数は劇的に増えているらしい。

20年前にも、似たようなことが起こっている。バブル崩壊で機関投資家の成績が非常に悪くなっていった時期に、税引き後でも年率9%の金利を求めて、日本の主婦たちは郵便貯金口座にどんどんお金を入れた。

競争に勝って高い地位についている連邦準備制度理事会議長や機関投資家たちと比べて、孫所其処らにいくらでもいる個人たちは、金融市場についての理解や感覚において、遜色ないどころかむしろ優れている。

この奇妙な現実について、ここ3年ほど考えてきて、私は1つの結論に至った。

高いIQは理解力の高さを示す。IQは頭の良さを計る指標だ。一方、理解を具体的な行動に結び付ける能力は、IQgという指標で測られる。IQgは頭の使い方の巧さを計る指標である。

天才少年たちの多くは高いIQを持っていたが、成長後に社会的に重要な地位についている例はほとんどない。IQ志向の英才教育は、個人の社会的成功に結びついていないという点では、確かに失敗だった。

その後、アメリカは過剰にIQg志向の社会になっていった。

IQが160を超えていて、IQgは200を超えているといわれるビル・ゲイツのような人間は極々稀にしか生まれない。

具体的な成果を即座に求められる競争では、高IQg組が高IQ組を打ち負かしてしまうため、社会の指導者層には、行動力に恵まれているが、理解力では凡庸な人ばかりが残ってしまった。だから、重要な局面で適切な判断ができない。

ブッシュ大統領と(我々一般市民にとって)不愉快な仲間たちがやってきたことを振り返ってみれば、きっとこれを読んでいるあなたにも何らかの実感が生じるに違いない、と私は期待する。

ところで、30年くらい前から、ソフト開発の経験をほとんど問わず、IQの高さを最優先規準にコア従業員を採用してきた会社がある。前述のビル・ゲイツが経営してきたマイクロソフトである。彼ら高IQ組は、ストックオプションで億万長者になった後にも、マイクロソフトを去って引退することも、自分で会社を興すこともほとんどなく、その優れた理解力でマイクロソフトのためにキーボードを叩き、ソフトウェアを作り続けている。

ジャック・ウェルチやスティーヴ・ジョブズの経営法を解説する書籍は少なくないが、ゲイツの経営法についてはそういうものがほとんどない。マイクロソフトという強大な会社は、ほぼ丸ごと経営学の盲点に収まっている。

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済


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